地検捜索の2社、鹿島と密接=顧問・社長に元幹部−胆沢ダム下請け受注(時事通信)

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる事件で、東京地検特捜部の家宅捜索を受けた中堅ゼネコン2社に、それぞれ鹿島東北支店の元幹部が、顧問や社長として再就職していることが20日、関係者への取材で分かった。2社は2004年に胆沢ダム(岩手県奥州市)本体工事を鹿島から下請け受注していた。
 同じく同工事を下請け受注した水谷建設(三重県桑名市)の元幹部らは、受注後に小沢氏側に5000万円を渡したと供述。特捜部は、ほかのゼネコンからも資金提供があった可能性があるとみて、鹿島や2社など参入業者から事情聴取している。
 特捜部は13日、政治資金規正法違反事件の関係先として、鹿島の本社や東北支店を家宅捜索。19日には、中堅ゼネコンの宮本組(兵庫県姫路市)、山崎建設(東京都中央区)を捜索した。
 関係者によると、宮本組は、同工事の当時、東北地方の談合仕切り役だったとされる鹿島東北支店元幹部を、08年1月に顧問として採用した。元幹部の自宅も今月13日に捜索を受けた。
 宮本組関係者によると、元幹部はほとんど出勤せず、勤務実態はないという。
 山崎建設は08年に会社更生手続きを開始。昨年5月、専門知識を持つ「事業家管財人」に東北支店長を務めた鹿島元役員が選ばれ、同10月に社長に就任した。山崎建設の広報資料によると、同管財人の人選は同社が進め、最終的に東京地裁が選任した。
 関係者によると元役員は、水谷建設などの下請け受注が談合により決まったとされる03年ごろ、鹿島東北支店長を務め、仕切り役だった元支店幹部の上司だった。 

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